空木の日常。

更新は不定期です。気楽に書いていきます。

【空日記】14日目 無限

f:id:Utsurogi_Menji:20230914210035p:image【9月14日】14日目

 昨日の午後の授業から文化祭の準備が始まった。私は何もしていない。

クラスには2、30人ほどの人がいる。

 私たちのクラスには物事を仕切る【リーダー】のようなやつがいなかったので、よほど真面目なやつを除き、各々で勝手をしていた。

 

 クラスの真ん中では3人の男子が、青い風船とダンボールの切れ端で作ったバットで野球まがいの遊びを始め、文化祭の準備日だというのに[まるで終わりのない休み時間のようだ]と私は思った。

 先生もいないため、スマホを使っているやつもいる。

 

 私はニコニコで閃光のワッカウェイを見ていたのを、女子に見られそうになってヒヤヒヤしたりした。

 まあしかし暇になって、特にやることが見つからなかったので校内を散策した。

 歩き疲れた後は学校のベンチでデカビタを飲みながら雲の流れを見ていたりした。

 

 それにしても、文化祭の準備が始まって1つ思ったことがある。このクラスになってから半年もたつというのに、私の知らない人が多いことだ。

ほんとうに同じ空間にいたのかと疑いたくなるほど、見覚えがない。自分はあまり人の顔を見たりしないのだが、酷い様だと思った。

 

 10時過ぎ、クラスには7人ほどしか人はいなかった。

 他のクラスに行くやつ、買い出しに行くやつ、買い出しに行くていで学校をサボるやつなど、さまざまが出て行ったためだ。

 

 私は、訳あってある同好会に所属していたため、途中手伝いに行ったりもしたが、クラスに帰ってからは2時間ほど、切ったり貼ったりの作業をこなした。

 初めのホームルームのときに余っていた風紀委員を選択してしまったため、ゴミの管理もしたりして、すごく長かったようにも、短かったようにも思える、変な半日がおわった。

 

 帰りの自転車の上で今日の準備の雰囲気に何か懐かしさがあったことについて考えていたが、…わかった。

 たぶん、小学校のころのお楽しみ会だ。

皆で授業の時間に遊ぶ、この感じはそのままで、私はなるほどなぁと感じた。

 

文化祭も、お楽しみ会の延長線上にあるのか、と思った。

 

小学校の時よりも、圧倒的に規模がでかいからそれだけに楽しいのだろう。

 

「明日は晴れるといいな」と少し思った。